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熱中症について

熱中症は気温と湿度が高い環境で、発汗がうまくできなかったり、水分摂取が不足して体温調節ができなくなると起こります。

主な症状は、体温上昇、倦怠感(だるさ、乳幼児では笑わなくなったり活気がなくなります)、頭痛、めまいなどです。多くの場合、吐き気や嘔吐、下痢などの胃腸症状を伴います。さらにすすむと、ぐったりしたりうとうとしてあまりおしっこが出なくなります。ひどい場合は意識障害や痙攣を起こすこともあります。

乳幼児は身長が低く地面からの反射で大人より暑い環境にいるということを忘れてはなりません。特にベビーカーの中は暑くなりやすいのでできるだけ木陰などを選んで歩きましょう。

クラブ活動やスポーツ教室で激しい運動をする時も注意が必要です。どんなに体を鍛えている人でも熱中症を起こす可能性があるので油断は禁物です。世界のトップクラスの選手がレースの途中で意識がもうろうとして走るのをやめたり、筋肉がけいれんして競技を続けられなくなったりする姿をテレビなどで見たことがある人も多いと思います。

予防と対処の方法のポイント

1)暑い環境に長時間いないようにする

午前10時から午後4時頃までの外出は必要最低限にしましょう。
しめきった部屋では気温と湿度に注意しましょう。
(一人で留守番をさせる時や車の中も気をつけてください。)

2)水分と塩分を補給する

一度にたくさんのんでも吸収されにくいので、最低1時間に1回くらい少しずつとりましょう。
ふだんの塩分補給は食事で摂取できます。スポーツをしたり海やプールでたくさん汗をかいた時はさらに多くの塩分が必要です。最近では塩分濃度が高い経口補水飲料も出ているのでそれを利用するのもよいでしょう。

3)気化熱を利用する

体温調節を助ける1つの方法として、ぬれたタオルで体をふいたあと、うちわなどで風をおくる方法があります。体についた水分が蒸発する時に体の熱も一緒にすいとってくれます。
(体の水分が失われやすいので同時に十分な水分補給が必要です)

嘔吐が続いて水分をのめない時やうとうとしたり呼びかけても反応が悪い場合はすぐに医療機関を受診してください。

地球温暖化の影響でますます気温が高くなる日が多くなると思います。しっかり対策して元気に夏を過ごしてください。

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